7/29 - 8/4 気になるニュース
8月1日のQuartzの記事Apple is becoming a formidable FinTech company to rival Paypal/Square
- 2018 Q2の決算発表によるとApple Payが好調
- ここ1年で約3倍に上がった$1B(Paypal $2.3B)
- 今後はAlibabaのAnt Financial のようにPaymentを通じて得たデータを使用し、投資対象に銘柄などを推奨できるロボアドバイザーなどの分野にも進出していくのではないかという見方がある
- この点については、アマゾンにも同じような見方ができる。参照記事: How Amazon could start managing money。他のロボアドバイザーが成功した一方で、追加的に広告活動をしていく必要があるがアマゾンはその膨大な顧客層に対してのアプローチが容易かつ豊富なデータを持っている。アマゾンの持つ技術と合わせることで、どこよりも優秀なロボアドバイザーを作ることは可能。
- また同様のPayment会社である、JPMやBofAなどの銀行が共同で出資したZelleが、去年に比べてユーザー数が73%の増加し、 274万人のユーザーを獲得して、229万人のVenmoを抜いた。
今後も、アマゾンやアップル、さらにはグーグルなどの大きなテクノロジー企業のFinTech(例:ロボアドバイザー)への進出が進んで行く。既存の銀行はもちろん、BettermentやWealthfrontなどのビジネスへの影響が大きい。
7月31日のBarron’s FintTech gets a huge from the Trump Administration
- 米財務省が7月末にFinTech企業の推進のための規制案のレポートを発表。
- 200ページ以上にもわたるレポートでは約80の案が盛り込まれている。
- FinTech発展のための、トランプ政権のバックアップを得ることができた。
- レポートの中では、例えばSquareに銀行ライセンスを与えることや、Regulatory Sandbox(レギュラトリーサンドボックス)を行うことが提案されている。
- データ流出やデータガバナンスに対してのルールも作っていくよう提案されている。
より制度が整備されることで、クオリティの高い企業やサービスが増え、かつ投資家のリスクも減っていくことで今後もFinTechへの投資が増えていくと考えられる。